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清原神事

嘯吹八幡神社の大祭「清原神事」は三基の御神輿に御神体を奉遷し御神幸を行うもので、寛平2年(西暦890年)より伝えられています。
八百万の神々に感謝の祈りをささげ地域の安寧を祈るお祭りは、今も地域の人々により守り受け継がれ、毎年2日間にわたって盛大に執り行われます。
また、大祭2日目には高さ10メートルほどある竹の湯鉾に登る湯立神楽が奉納されます。

清原神事の起源

嘯吹八幡神社に伝わる縁起書に、清原神事の起源についての記述が残されています。

人皇五十九代宇多天皇 寛平二年 庚戌(890年)

上毛郡大領(郡司)橘正武は当宮 十一月卯日の祭典を改め行う(盛大にする)。
その式は重大なり。
兼ねて西南の原野に頓宮(仮宮・行宮)を造る。
(勢原と唱える所なり)
神主「吉重」斎戒沐浴 夜を通し三日三夜 前夜の子の刻に神躰を神輿に遷し奉り
早旦(朝早く)卯刻 行幸を成し奉る。其の行粧(儀式の時の服装)厳重なり。

……………祭庭の非常 卯日下刻に着御 神躰頓宮に奉遷す。翌辰 の日 祭法神楽の事。
本宮に遷御。